FM KITAQ 78.5 「KITAQ企画会議」

毎週金曜日21:00~ FM KITAQにて放送中の「KITAQ企画会議」公式ブログです。

第10回議事録 「北九州の歴史と未来を語る ~ゲスト: 北九州市立大学 地域創生群学群長 眞鍋 和博~」

出席者:

 ・プレゼンター 眞鍋 和博
 ・プロデューサー 壹岐尾 恵美
 ・ディレクター 秋武 政道
 ・プランナー 岡 秀樹
 ・リサーチャー 渋谷 健

 

※今回はUstreamが3分割されてしまいました。すみません。


Broadcast live streaming video on Ustream
Broadcast live streaming video on Ustream
Broadcast live streaming video on Ustream

議事録:

<前回までの振り返り>
・前回はWe Love小倉協議会会長の辻 利之さんにいらっしゃっていただいた
・いろいろな方の協力をもらって、やっていく
・企業誘致よりもやっぱり人材誘致
・そこにあるものを活かして、時代に合わせて変わって、老舗になっていくことが必要
・本質的な価値をどうやって、上手に引き出すかが大事
・あとはそれを泥臭くやっていく、弱者の戦略が必要
ベイビーステップは、We Love小倉の夜会に行く


<今日の流れ>
・ゲスト 眞鍋 和博さんをお招きして
・新しい社会を築く学生の在り方とは。

<議論>
○前回までの振り返り
【壹岐尾】
・タイトルコールを噛まなくなった
【秋武】
・第1回は駄弁りから始まった
【渋谷】
・だんだんとまとまってきた
【岡】
北九州市エアターミナルの片山社長がいらっしゃたところから変わってきた
・生みの苦しみの時代を経た
【壹岐尾】
・バランスが取れてきていると思う
【秋武】
・5月いっぱいまではゲストをお呼びして、お話しを伺っていく
・6月ぐらいから新しいプレゼンテーションをしてもらう
【渋谷】
・北九州スタートアップネットワークと連携してもいい
【岡】
・北九州スタートアップネットワークは、斬新さがある
・金融関係の方々が参加する
・投資を促すための仕組みを提供していくt

北九州市立大学 地域創生群学群長 眞鍋 和博さんをお迎えして
【秋武】
北九州市創生学群でのユニークな取り組みを紹介していただきたい
【眞鍋】
・大学の先生をまちのひとがやっていて、まち中をキャンパスにしている
【秋武】
北九州市大学の学生はまちでよく見かける
【壹岐尾】
・具体的にではどんなことをやっているのか?
【眞鍋】
・地域マネジメントコース、地域福祉コース、地域ボランティア養成コース、
・地域マネジメントコースでは、まちづくりに取り組み、地域の課題可決を行っている
・地域福祉コースでは、地域の福祉活動に参画
・地域ボランティアコースでは、スポーツ、子どもの健康づくりなどを行っており、車いすソフトボールに取り組んでいる
【秋武】
・いつから地域創生学群はあるのか?
【眞鍋】
・現在7年目、自身は準備を含めて8年関わっている
【秋武】
・学生はどのような姿になって送り出しているのか、7年前と何か変わったか?
【眞鍋】
・世の中にどんな人材を輩出できているかは、字面では書いていたが、クリアになっていなかった
・卒業生が出て来て、就職していくことで、その仮説が証明されて言っている
【秋武】
・もともとはリクルートにいたが、なにか影響しているか?
【眞鍋】
・楽しみながら、成長する人材になってほしい
【壹岐尾】
・どんな苦労があった?
【眞鍋】
・最初、高校から送り出してもらえなかった、理解を得ることが難しかった
・就職先もよく見えなくて、わかりにくくて難しいところがあった
・だから、新しい就職の軸をつくりたいと思った
・社会人のベーシックな力をつけて、どこに行っても通用する人材を育てることにした
【秋武】
・現在、就職率は100%となっているが、会社の評価はどうか?
【眞鍋】
・まだ、明確なフィードバックが企業からあったわけではないが、卒業生からは「学群で良かった」と言ってもらっている
・入社時てんで2~3年目のスキルをもっているようになっていた
・誰かのために、という観点で動ける、困っているひとをサポートできる、世の中のおかしなところに気付ける、という力をつけている
【秋武】
・今までの大学のイメージを根底から覆している
・心の面までもサポートしていることが素晴らしい
【壹岐尾】
・学生が気づく力を身に着けたのは、どこが要因だと思うか?
【眞鍋】
・多様なひとたちに接点を持たざるを得ないことが要因だと思う
・いろんな意見に触れ、体験したことで、引き出しをたくさん持っている
・普通の大学だと、同質の人材とつながることができないので、大きな差になっていると思う
【壹岐尾】
・ひととのつながりをもつことは大きな力になる
【秋武】
・自分自身も学生の時には、限られたひとにしか会っていなかった
【眞鍋】
・入学したばかりの1年生がFMKITAQで番組を創る授業をやっている
・サービスを受ける側から、サービスを提供する側に視点を変えることで大きなインパクトを与える
・価値の転換をしなければいけない、本気でやらなければいけない、多様な選択肢を創っていかなければいけない、チームでやらなければいけない、という経験を積み上げていく
【渋谷】
・大人にこそ必要な授業かもしれない、大人のほうが出来てない
【秋武】
・同感
【岡】
・地域創生学群はクリエイティブな力を育成していく
・創っていく側にたち、答えを創るところからアプローチすることがユニーク
・よりデザインの力が求められることが面白い
【秋武】
・成功、失敗の判断・評価が分かれそうなところ
・0から1を創る価値をもっていることが大事
・本気になれることが素晴らしい
【眞鍋】
・やんないと進まない
・そこで、教員が「やれ」といっても意味がない
・本人が「やろう」と思えることが大事であり、その環境をつくることが大事
【渋谷】
・生涯、学び続ける、というスタンスを創っている、
・学び続けるためのエンジンが地域創生になっている
【秋武】
・大学の時間をつかって、経験を積ませているカリキュラムになっている
【眞鍋】
・新入生には、自分の周りにあるものすべてから学んでいく姿勢が大事、ということを話している
・そういう目で世の中を見ていこう
【壹岐尾】
・最近、失敗することを学生は恐れている傾向がある
・こういう場で鍛えられることはとてもいい機会
【眞鍋】
・学生は社会のレベルで何をアウトプットするかを考えている
・文化としても出来上がっていて、変なことをする学生はいない
・よりいいものをつくろう、という流れになっている
・女子学生が、気持ちがたるんでいる男子学生をサポートしている
【秋武】
・肩書に踊らさる、というところはドキッとする
【眞鍋】
・肩書を見てしまうのはあることだが、それを乗り越えていかなきゃいけない
・学生だから、ってみることもナンセンス
・学生のほうができることが沢山ある
【渋谷】
・お互いを補完して、チームになってくことが大事
【岡】
・学生に甘んじている意識もあるので、そういったものもとっぱらっていく
・外国の大学はプロフェッショナル感を高める意識が高く、日本でもそうしたい
【秋武】
・クリエイティブに行こうとするひとたちに対して、地域創生群の学びを提供していく必要がある
【眞鍋】
・ESD、つまり社会の持続性のための学習を強く意識していくことが必要
・大人でも学生でも、だれかのために、ということを閑雅ていくことが必要
【渋谷】
プロボノ的な発想が必要だと思う
【眞鍋】
・北九州のまちに必要だが根付かない
・違法駐輪取り締まりやグリーンバードの清掃活動をやっているが、一向に減らない
・だれかのために。というところを少しずつやっていくことが必要
【岡】
・だれかのために=自分のために、ということでいい
・継続すること=投資が行われ続けること、ということができるようにしていく
・つまり、だれかのために=投資すること=自分のために、ということになる
・愛すべきまちに参加することが大事
・自分のまち、という感覚を持つ
・例えば、ごみを捨てる、というのは自分のまちではないという表明
【渋谷】
・だれかのために、というのは具体的だと行動になり得る
【秋武】
・なにかの事業をたちあげるときに、だれのために、というところを明らかにすることは意味がある
・現実的で、具体的になっていく
・それはあくまでも主観的に考えた物であり、自分の映しているものである
・学生だけでなく、社会人にも必要なこと
【壹岐尾】
・だれかのために、というのは自信があることにつながっていく
・地域創生学群はその機会をつくっている


<リサーチャーの怒りコーナー>
「肩書に踊らされるな」
・年齢も肩書きも経歴も仕事をしない
・仕事をするのは“ひと”だ


<まとめ>
・地域創生学群は0から1にすること、クリエイティブになることを学んでいる
・先人の創ったものを高めていく、という文化も育てている
・だれかのために、をしっかり考える場となっている
・自分たち意志をもって、プロボノで力も借りて、創り出していくことが必要
・だれかのために=自分のために、になっていく投資になる
・北九州はプロジェクトシティとして受け入れていく

<宿題・ベイビーステップ
・ESDに遊びに行こう

<今週のキーワード>
プロボノ